【豊橋市立植田小学校】福祉教育「あったかハート うえた」
- 公開日
- 2019/10/23
- 更新日
- 2019/10/23
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、3年生の総合的な学習の時間に、「あったかハート うえた」と称し、地域に住んでいるみんなが安心して幸せに暮らせるように、思いやりのあるあたたかい気持ちをもつとともに、自分には何ができるのか考えながら学習に取り組んでいます。盲導犬とそのユーザーの鬼塚さん、視覚障害者ガイドヘルプ「かるがも」のみなさんとの交流を行っています。交流や福祉体験を通して、社会福祉に対する理解や実践意欲を育てることをねらいとし、今年で8年目となります。
鬼塚さんから、盲導犬との生活、生活する上での不便さ、視覚障害のある人を助ける社会の仕組みや道具などの話とともに、鬼塚さんの思いを聞きました。「かるがも」のみなさんからは、子供の身近な調味料の容器や飲物のパック、生活用品などを用いて、視覚障害のある人が、不便を感じないような工夫がされていることを教えていただきました。また、子供たちは、アイマスクをして階段を昇り降りしたことで、実際に目が見えないことの不便さや怖さを体験しました。
交流を通して、子供たちから、「盲導犬が、目の見えない人にどれだけ大切か分かった」「白杖を持っている人を見かけたら、声をかけたり手伝ったりしたい」「この体験ができてよかった」という感想がありました。視覚障害のある人への理解が進むとともに、思いやりの心や声をかける勇気の芽が育ったように思います。