モラルBOX日記

【津島市立神守中学校】多面的・多角的な思考を促す道徳科授業

公開日
2019/12/09
更新日
2019/12/09

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、「自他を尊重させ、心豊かな生徒の育成を目指す」「規範意識を高め、共生・共存の心を育てる」など、重点目標を定め、道徳教育の推進を行っています。
 本年度10月、1年生を対象に、道徳教育推進教師が実践した「バスと赤ちゃん」では、「相手を思いやるとは、どういうことか」について、多面的・多角的な考えを促す発問を工夫した授業を行いました。「バスの中で沸き起こった拍手は、誰(何)に対するものだったか」「拍手をもらった後、自分が母親の立場だったらどうするか」などの発問を通して、生徒は、一つの事柄について見る立場を変えたり、他の生徒の見方を生かしたりしながら、最終的には、自分だったらどうするかを考えることができました。考える際には、個人で考えるだけでなく、ペアやグループで意見を交わすことで、共感し合いながら学ぶ姿が見られました。
 授業の振り返りでは、他人への思いやりや親切の重要性について、改めて確認するとともに、相手の立場に立つことも大切であることに気付くなど考えの深化につながりました。以下は、生徒の振り返りです。
・改めて「思いやり」は、大切だなと思いました。また、授業の中で、いろいろな考え方があることを知り、それぞれ違う角度からの思いやりを考えていることが分かりました。
・バスに乗っていくのか、降りるのかについて、それぞれ意見がありましたが、どちらも誰かを思いやった上での考えだと思いました。