モラルBOX日記

【小牧市立米野小学校】ふわふわ言葉で思いやりの花をさかせよう

公開日
2019/12/09
更新日
2019/12/09

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校は、「明るく 正しく たくましく」を校訓とし、児童は活発に活動している。積極的に意見を述べたり、仲間と活動したりする等、元気のよい姿が見受けられる。しかし、自分の気持ちを言葉でうまく表現できず、体調不良を訴えたり、友達とのトラブルをおこしたりすることがある。また、学習についていけない等の状況と向き合うことができず、友達にひどい言葉を言ったり、手を出したりして、相手を傷つける様子も見られる。これらは、自分の気持ちや感情を言葉で表現できなかったり、怒りのコントロールが未熟で、感情的に行動したりする児童がいるためと考える。そこで、保健委員会を中心に「『ふわふわ言葉』で思いやりの花をさかせよう」と題して、思いやりのある言葉で話をすることにより、自他ともに大切にできる児童の育成を目指した取組を行っている。
 まず、保健委員会によるアンケートを行い、集会では、その結果を報告するとともに、保健委員会による劇「あったか言葉でみんな仲よし」の発表を行った。そして、「ふわふわポスト」と「花カード」を紹介し、自分が言ったり言われたりしてよかった言葉を、花カードに記入しポストに入れてもらうことにした。集まった花カードを保健委員会が掲示板に掲示し、「ふわふわ言葉」で思いやりの花を咲かせる活動を行った。
 児童は、「がんばってね」「ありがとう」等の「ふわふわ言葉」を使うことで、あたたかい気持ちになれたと点検カードに書いていた。
 また、学級担任からも、「『ふわふわ言葉』の実施はとてもよかった。クラスの中で注意し合えたり、使うように意識したりすることでクラスが和んだ」との声があった。学年の色とりどりの花が、視覚に訴える掲示となり好評だったため、年間計画に位置付け、毎年実施している。