【大口町立大口中学校】道徳科授業実践
- 公開日
- 2020/03/03
- 更新日
- 2020/03/03
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
教材、「本当の友達って」を使って授業を行いました。本教材は、主人公がSNSで友人と密に連絡を取り、束縛を感じながらも流されていくことから、自分の思いを伝える大切さについて考えられる設定になっています。生徒が、主人公と友人が、「友達か」を考える過程で、本当の友達についての納得解をもち、友情を築くために自分自身がどうあればよいかを考えることをねらいとし、授業を行いました。
導入では、生徒が本時の主題に意識を向けるため、「ちびまる子ちゃん」の登場人物を提示し、その関係を問うことで本教材の「友達」につなげていきました。
展開では、教材を読み、「2人は友達だろうか」「今後、2人は友達関係でいられるだろうか」といった発問をし、2人の関係を考えました。その過程で、「物を渡しているので友達」「本音を言うと約束したので友達」といった意見が挙がりました。そこで「物をもらったら友達だろうか」「本音を言えなかったら、友達ではないのだろうか」のような、生徒の考えをゆさぶる発問を全体に投げかけ、議論する道徳を行いました。最後に、話合いを通して自分の考える「本当の友達とは」を、まとめました。
生徒の感想には、「本当の友達をつくるために、私は相手のことを理解しようとする気持ちが大事だと思いました。そんな気持ちを身に付けていきたいです」と、本当の友達について納得解をもち、友情を大切にしようとする道徳的心情を育むことができました。