【一宮市立小信中島小】小信っ子の「なかよし活動」と「学級ふれあい活動」
- 公開日
- 2012/06/04
- 更新日
- 2012/06/04
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
5,6年前まで、友だちとうまくかかわれない、トラブルを起こしやすいという児童が何人もいた。そのような現状で少しでもよくなるように職員が話し合い、「自分だけよければ」という意識から「みんなで一緒に」という意識が高まるように、異学年交流の取り組みを始めた。当初、月に1回授業時間を活用して、1〜6年まで全員が入る縦割り班を編成して、児童たちが考えて仲良くなる遊びを行う「なかよし活動」を実施していた。
その後、少しずつ落ち着いてきたことやそれ以上の高まりが難しいこと、授業時間を確保するためなどにより、学期に1回授業時間を使うことにし、組み方もかえ、1・6年、2・4年、3・5年で組むペア学年交流を行うことにした。基本的には学級間の交流とし、1対1の対応がしやすいように、そして教師の指導・支援が入りやすいように変更した。このことで、教師・児童の工夫次第で、授業時間外にも自由に交流できるようになった。
現在はペアで、主に、1学期に高学年たちが考えた遊びを行う活動、2学期に地域清掃ボランティア活動、3学期に全校大縄大会を行なっている。その他に、一宮市では有名な七夕祭りの会場に飾る「七夕飾り」の作成や「卒業生を送る会」、高学年の児童が低学年の児童に行う「読み聞かせ」など、工夫できるところでペア交流を生かしている。
異学年交流をするためには、基盤となる同学年、それもまずは同じクラスの子ども同士のかかわりが大切で、これを最重視し、月1回、昼休みと清掃時間の合計30分を使って、「学級ふれあい活動」として、授業時間外に活動ができるようにもしている。
今では、子ども同士の関わりや規範意識も高まり、転校してきた子たちもすぐに仲良くなり、どの子も喜んで登校している状態である。