モラルBOX日記

【刈谷市立亀城小】地域を愛する心を育む「万燈祭」の学習

公開日
2012/07/06
更新日
2012/07/06

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 天下の奇祭として250年以上にわたり受け継がれてきた刈谷万燈祭は、刈谷を代表する郷土の民俗芸能として知られています。この万燈祭は、本校学区の銀座・新栄町・広小路・寺横町・広小路五組・司町を中心に、各町が自慢の万燈を担ぎ、毎年7月の最終土曜・日曜の両日にお囃子に合わせ舞う、情趣豊かで勇壮な祭です。
 本校では、自分たちの生活基盤である町をしっかりと見つめさせ、町を愛する心を育てることをねらいとし、毎年3年生が万燈祭の学習の一環として、万燈蔵の見学をさせていただいています。今年も銀座にある万燈蔵を見学させていただきました。
 子どもたちは、大万燈の迫力に興奮したり、祭を支える町の人々のお話から、祭への熱意を感じ取ったり、実際に小万燈を担がせていただき、祭の楽しさを味わったりしました。また、祭の歴史とともに、祭を運営する町内会の取り組みや練習の様子、万燈作りやはっぴなどの道具の準備、祭でのエピソードなど、地域の生活や文化、伝統に親しみ、大切にしようとする気持ちが溢れるようなお話をたくさん聞かせていただきました。
 万燈蔵見学のように地域の人々とふれあいながら学習をすることは、インターネットや本などの調べ学習では味わうことのできない、人々の郷土に対する願いや思いを学ぶすばらしい機会になっています。子どもたちは、7月末に開催される今年の万燈祭を心待ちにしています。