【豊田市立大蔵小】 地域の人々の思いをつなぐ「ヤマボウシ大作戦」
- 公開日
- 2012/08/31
- 更新日
- 2012/08/31
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
平成13年7月,地域の長年の悲願であった「県道久木中金線」が全線開通したことを契機に,街道のシンボルツリーとして,地元に自生する「ヤマボウシ」の苗木を地域の方とともに100本あまり植える活動を始めました。「ヤマボウシ大作戦」と名づけ,本校の児童が,毎年補植や手入れなどの世話と街道の美化活動を続けています。
ヤマボウシ大作戦は,5年生が中心となって行う全校活動です。まず,これまでの活動を振り返り,取り組み始めた目的や人々の思いを確かめることから始めます。中心となって取り組んでこられた方を講師として招き,話を聞く会を持ちました。地域の人たちの思いを知り,自分たちが受け継いでいくことの意義を確認することができました。そして,その内容を全校児童に伝え,気持ちを新たにヤマボウシ大作戦に取り組んでいくのです。
今年度は5月1日に,地域講師9名をお招きし,全校児童・職員で行いました。当日5年生は,自分達で作成した図をもとにやり方を伝えることができました。その後,縦割りグループごとに,草取りや施肥・コウモリガの幼虫の駆除を行う一方,ヤマボウシの生長のようすを観察・記録しました。「100本のヤマボウシを100年育てよう」を合言葉として,5年生は継続して世話をしていきます。
このような活動を重ねていく中で,地域の一員としての自覚を持ち,ヤマボウシ街道をいつまでも大事にしたいという思いを強くしていくと信じています。