モラルBOX日記

【豊田市立巴ケ丘小】 「ライオン組さんと楽しく遊ぼう」〜こども園の園児と交流を通して、相手の気持ちを考える〜

公開日
2012/11/06
更新日
2012/11/06

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎年近くのこども園と交流をしています。
 3年生の子どもたちは、こども園の年長さんと交流を行いました。それは、相手の気持ちを考え、相手の立場にたって行動することの大切さに気づくことができるような子どもにしたいというねらいからです。
 子どもたちは、初めはライオン組さんの立場に立って考えることができず、自分たちがやって楽しめるゲームを考え、第1回目の交流会に臨みました。そのため、説明がうまくできなかったりルールが難しかったりして、ライオン組さんを楽しく遊ばせることができませんでした。そこで、どのようにすればライオン組さんが楽しめるのか、話し合いを続けました。
 まず、ゲームの内容が悪いと考えた子どもたちは、ルールなどを変えて次の交流会に臨みましたが、やはりうまくいきません。しかし、やがて子どもたちは、相手のことを考えていなかったことに気づき始めました。そして、小さな子の好きな遊びを、弟や妹に聞いたり、1年生に聞いたりしました。また、交流会の前に、1年生を相手にリハーサルを行うことにより、ライオン組さんを楽しく遊ばせることができるようになってきました。初めは、自分から声がかけられなかった子も、進んでコミュニケーションをとる姿が見られるようになりました。
 最後の8回目の交流会では、学校にライオン組さんを招いて、「巨大迷路」や「宝さがし」、「人間すごろく」を作って、楽しんでもらえました。
 この学習を通して、子どもたちは相手のことを考えながら思いやりをもって接したり話をしたりすることの大切さを学ぶことができました。また、会を成功させることにより、成就感とやればできるんだという自信をもつことができました。