【刈谷市立住吉小】「命の大切さ」や「絆」について考える機会になった『社会学級』
- 公開日
- 2012/11/08
- 更新日
- 2012/11/08
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、1年間、児童会を中心に、東北の方々のために何かできないかと考え、3月に宮城県の石巻市立住吉小学校へ「東日本大震災支援」の一環として、支援物資などを贈りました。贈ったものは、ペットボトルキャップ約1200個を使用して「絆」の字を書いた手作りのメッセージボードや全校が協力して学級ごとのメッセージを繋いで作ったビデオレターDVD、ベルマークを集めて得たボールなどです。
今年度は、子どもや保護者に命の大切さや親子の絆の強さを感じてもらい、親子で命を大事にすることについて考える機会とするために、6/2(土)にPTA主催で社会学級を開催しました。岩手県から復興ボランティアツアーガイドの今井仁さん(岩手県北観光)をお招きし、「親子の絆〜あの日の被災地は…〜」と題して講演をしていただきました。 体育館で、4〜6年生約300人と保護者の方々約260名、合計560名あまりが話を聞きました。ご自身が津波に襲われ、津波が今にも自分を飲み込みそうな勢いで迫ってきた時の恐怖、一つタイミングが間違っていたら命がなかったこと、必死に家族を捜し回ったこと、家族とやっとのことで再会できた時の何とも言えない気持ち、東北の現状と復興に向けての今井さんらの取り組み、私たちが復興支援についてできることなど、内容が盛り沢山で、約1時間超の講演でしたが、あっという間に時が過ぎてしまいました。
保護者アンケートには、「被災体験を生で聞くことができ、実感が伝わってきた」「普段不自由なく生活できていることに感謝したい」「親子で話を聞くことができてよかった。今日の話を元に家庭でも子どもと話し合いたい」「親子の絆について考えさせられた」「被災地のニーズを聞いて復興支援をしていきたい」などの声があり、今回の講演がいろいろなことを見つめ直す機会、家族で会話する機会になりました。