【豊田市立若林西小】郷土愛を育む「ふるさと祭り」
- 公開日
- 2013/01/31
- 更新日
- 2013/01/31
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年、地域の老人クラブの方や教育ボランティアの方を招いて「ふるさと祭り」を行っている。この活動のねらいは次のようである。
・地域講師や高齢者の人たちとの交流を深め、地域に愛着をもつ機会とする。
・お世話になった人たちに、感謝の気持ちを伝える。
「ふるさと祭り」には、地域の人たちが100名ほど来校する。内容は、学年部活動と感謝の会を行っている。
高齢者と1・2年生は昔の遊びを、5年生はぼたもちづくりを行った。手を添えながら教えてもらったり、お手本を見せてもらったりと、高齢者の優しさにふれながら、伝統や文化を尊重し、お互いに理解を深める活動になった。3・4年生は、地域講師を招いて、総合的な学習(3年:大豆作り、4年:逢妻男川の環境問題)の発表会を開いた。地域講師の支援のもとに、3年生では、大豆パワーのすごさに気づき、食への関心を高め、4年生では、身近な環境調査から環境を守るための実践意欲が芽生えてきた。6年生は、身近にあった戦争体験の話や資料を通して、戦時中の兵隊の気持ちや庶民生活の厳しさから、平和の尊さを学んだ。
全校集会で行った感謝の会では、自分たちで育てた花の苗をプレゼントしたり、ふるさとの歌「若林の歌」を合唱したりして、多くの地域の人たちに支えられていることへの感謝の気持ちや郷土愛を高めることができた。
「ふるさと祭り」が終わった後、一人一人お礼の手紙を書き、地域の方からも心温まる返信をいただいた。このように、「ふるさと祭り」は、地域社会と連携し、豊かな体験を通して、心に響く道徳教育の場となっている。