【設楽町立田峯小】親子茶摘み
- 公開日
- 2013/07/18
- 更新日
- 2013/07/18
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
「夏も近づく八十八夜〜」お茶のよい香りに包まれて、思わず子どもたちの歌声が山並にこだまします。5月24日、毎年恒例の親子茶摘みが行われました。今年のお茶は、春の暖かさで早々に芽を出したものの、霜にやられ、それでもまたしっかりと新しい芽を出してくれました。
子どもたちは、腰にさげたかごをいっぱいにしようと、次々に新芽を摘み採っていきます。葉っぱをむしり取る低学年の子に、高学年の子が「くきもいっしょに採るんだよ」と教えたり、「ちょっと食べてみてごらん」と保護者にすすめられて「あ、おいしい!」と、摘み採るより口に入れることに夢中になったりと、全校児童13人ならではの楽しいひとときでした。
初めて参加した1年生。「こんな斜面で立って作業をすることがないから、けっこうたいへん。」と言われるお母さんをしりめに、「山菜とりのときに、茶畑でかくれんぼをしたよね。またやりたいなあ。」と元気いっぱい。このあと近くにある製茶工場へ見学に行きました。機械がフル回転している忙しい中、児童のおじいさんが、製茶の過程を丁寧に説明してくれました。
年に2回の牛糞肥料袋詰め作業をはじめ、学校、地域のために数々の奉仕作業が行われる田峯小学校は、PTAの方々に支えられて動いています。そのことを子どもたちもよく知っているためか、毎日の掃除や、週に一度の朝の奉仕活動など、とてもよく働きます。学校を大切に思う気持ちは、子どもたちにとって「当り前のこと」と受けとめられているようです。
摘み採られたお茶は、一年間、給食時に子どもや職員が飲んだり、お客様に出したりする、学校で飲むお茶として使われます。今年も、自分たちで摘んだ新茶の香りで、心が和みます。
≪子どもの感想≫
今日、お茶摘みがありました。暑いけどがんばるぞという気持ちでやりました。人数が少ないので大変でした。でも、みんなががんばってお茶の葉をとっていたので、ちゃんと終わることができました。今年は去年と比べて緑色の葉が少なく、黄緑色の葉がキラキラしてとてもきれいでした。
お茶工場では、どうやってお茶ができるのかよくわかったし、友だちのおじいちゃんが、「田峯のお茶をたくさん飲んでほしい。」と言っていたので、給食で出る私たちのつんだ田峯のお茶をたくさん飲みたいです。