モラルBOX日記

【美浜町立野間中】わたしにもあった幼いころ

公開日
2013/11/08
更新日
2013/11/08

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 家庭科「幼児の生活と家族」の授業の中で,幼児のころの自分が写っている写真を紹介する活動を行った。この活動により,自分の成長を振り返るだけでなく,家族と話をする時間をつくることもねらいである。
 写真をもとに,幼いころの自分のようすを調べさせた。名前の由来や出生時の身長・体重,初めて話した言葉や,よく遊んだおもちゃ,幼児期のエピソードなどを家族から聞き取るように指示をした。生徒はこの活動を通して,「小さいころのことを聞いたことがあまりなかったので,じっくりと話が聞けてよかった」「幼いころのエピソードを聞いて,親に迷惑をかけていたことを知り,感謝の気持ちが湧いた」という感想をもった。このインタビューの内容から,幼いころのようすをまとめ,自分の写真を全校生徒が見える廊下に掲示をした。生徒だけでなく,学校公開日には多くの保護者が足を止めて,写真を見つめる姿が見られた。
 中学2年生の思春期という親に反抗的になる時期に,幼いころの自分を振り返ることで,自分の生活や行動を考えるきっかけになった。自分一人で生きてきたのではなく,家族に支えられながら今まで育ってきたことを改めて知り,親への感謝の気持ちを深めてほしいと思う。