モラルBOX日記

【知立市立竜北中】体育大会での「1秒の言葉運動」

公開日
2013/11/15
更新日
2013/11/15

ちょっといい話

 本校では,平成6年度から,思いやり支え合う生徒を目指し,人権教育を推進してきました。
 今年度,人権教育の充実を図るため,各クラスから2名の人権啓発委員を募集し,新たに人権啓発委員会を発足しました。3年生の人権啓発委員長は,「僕たちの世代からいじめをなくすことによって,大人になってもいじめが起こらないようにしたいです。」と,強い使命感をもって呼びかけました。
 人権啓発委員会では,『1秒の言葉運動』,『竜北中人権宣言の啓発』,『地域との連携』の3つを活動内容に決めました。『1秒の言葉運動』は,各クラスの人権啓発委員がたった1秒の言葉を考え,全校集会などで発表したり,人権だよりとして各クラスに掲示したりするものです。9月下旬に行われた体育大会の開会式でも,人権啓発委員から『1秒の言葉』とその意味,さらに感じたコメントも披露されました。
 『もっと走れる!この1秒ほどの言葉で,疲れを忘れ,苦しい時でも頑張ることができます。』という言葉を聞き,「仲間からの声援で自分の心の弱さに打ち勝ち,勝利を目指してクラスのために団結していこうと思いました。」と,体育大会への決意を述べました。
 また,『俺たちも一緒だ!この1秒ほどの言葉で,苦しいことも楽しいことも,友と一緒に分かち合えます。』を聞いて,「体育大会の各種目や神舞・ダンスでは,苦しいことや楽しいことがあります。その時に,この言葉を使うと,クラスや学年の仲間で互いを信頼し合い,つらいことでも乗り越えることができると思います。ぜひ,使ってみましょう。」と,全校生徒にこの言葉の温かさを伝えました。
 来賓の方からも,「短い言葉ですが,深い意味が隠されていることに感銘を受けました。」という言葉をいただきました。いつもの体育大会開会式の雰囲気とは違い,一言も聞き漏らさないような空気に包まれました。