【大口町立大口南小】道徳の授業に取り組んで
- 公開日
- 2013/11/15
- 更新日
- 2013/11/15
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
大口南小学校では、4年生になると運動会で「一輪車パレード」を披露する伝統があります。パレードを成功させるために、子どもたちは、入学してから4年間の練習で、一輪車を自在に乗りこなせるようになります。この経験を通して、「あきらめない心」「友達と支え合い励まし合うこと」の大切さを実感していきます。
運動会でパレードを成功させ、達成感を味わった子どもたち。そんな子どもたちに「2020年東京オリンピック決定」に大きな役割を果たした、佐藤真海さんの招致プレゼンテーションを題材に道徳の授業を行いました。逆境にめげず、笑顔で人生を切り拓いていく佐藤さんの姿は、子どもたちの心に響くと考えました。
・主題名 佐藤真海さんの生き方を知ろう
・資 料 東京オリンピック招致プレゼンテーション
授業は4本の柱からなっています。
1 佐藤さんの現在までの生き方を知る。
19歳で足を切断するすることになるまで、そして切断した後の生き方を、彼女の東京オリンピック招致プレゼンテーションの動画から学び、年表にまとめました。
2 足を切断しなければならなくなったときの佐藤さんの気持ちを考える。
佐藤さんは特別な人ではなく、足を失うことへの恐れ、悲しみを抱き、大好きだったスポーツができなくなる不安に打ちひしがれていたことに気付き、その状況からどう立ち直っていったのかを考えられるようにしました。
3 佐藤さんの笑顔や強さの秘密に迫る。
佐藤さんの「私にとって大切なのは、私が持っているものであって、私が失ったものではない」— この言葉を子どもたちに伝えました。そして、佐藤さんが前向きな気持ちをもち生きていこうと決意するに至った要因をグループで話し合いました。
4 佐藤さんに手紙を書く。
佐藤さんの生き方に対する感想や自身の夢、これからの生き方などを手紙に書き、佐藤さんに届けました。
本校では、全学級が年に1度、道徳の授業を保護者に公開したり、人権週間に向けて道徳の授業を行ったりして、各担任が道徳教育に取り組んでいます。道徳の授業を通して、自己を見つめ直し、様々な価値観にふれることを願い、今後も授業を重ねていきます。