モラルBOX日記

【犬山市立城東小】人権週間の取り組み

公開日
2013/12/19
更新日
2013/12/19

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

「大きなハードル!」体育館に先生の声が響き渡った。
12月2日。人権週間の始まりの日。
人権について考える時間を、この日の全校朝会に設けた。
人権担当の教師が、ある児童の作文を全校児童の前で紹介した。
内容は、いじめを体験し、苦しい日々を送った苦い体験談である。
(いたずらっ子にいじめられ、頼りの友達からもそっぽを向かれ…。)
イメージ画をスクリーンに映し、音楽教師によるピアノ演奏をバックに、人権担当の教師が淡々と作文を読んでいった。
全校児童が息をのんで聞き入った。

その後、教室に帰り、各クラスで人権について考え、一人一人がノートにまとめた。

次の週の朝会で、担当教師が児童から出たいくつかの意見を紹介した。
『いじめは絶対にいけないと思った/いじめられている人を助けたい/自分がその立場になったら怖い/みんなで力を合わせていじめに立ち向かおう』などの意見が共感を呼んだ。
次に教師は、この作文に続きがあることを話し、残りの内容を読んでいった。
『お母さんに相談したこと。勇気を出していじめっ子に向かっていったこと…。』
そして、担当教師は最後に、「いじめはあってはならないことだけど、一人で悩んではいけない、誰かに話してみようね。」と言って締めくくった。
また、各クラスで人権標語を作り、廊下に掲示した。

人権について全校で取り組んだ2週間だった。
この間、児童の中で人権の意識が高まったことは言うまでもない。