【阿久比町立阿久比中】早朝の駅前清掃ボランティア
- 公開日
- 2014/02/20
- 更新日
- 2014/02/20
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では,毎月第1日曜日に,「駅前清掃ボランティア」と称した名鉄阿久比駅周辺の美化活動を行っています。この活動は,明るい社会づくり運動知多地区推進協議会と生徒会が協力し合って,11年前から実施されているものです。早朝に行う活動ですが,多いときは参加生徒が100名を超えることもあります。なかには家族全員で参加してくださることもあります。
阿久比町には4つの駅がありますが,その中でも阿久比駅は1日の利用者が2500人を超え,駅前には銀色のオブジェがそびえ立つ阿久比町の玄関口です。参加生徒は,軍手にごみ袋を持って,丁寧にほうきで掃き,火ばさみでごみを拾っていきます。仲間と協力して清掃する生徒たちの表情は明るく,社会貢献できたことへの喜びが感じられます。
毎回活動に参加している生徒からは,
「最近,拾うごみの量がだんだん少なくなってきていることがうれしいです。でも,もっともっと阿久比町をきれいにしていきたいです。だから私は駅前清掃ボランティアに参加し続けたいと思います。(中2女子)」
「ごみ全体の量は減ってきていると思うのだけど,減らないものがあります。それはたばこの吸い殻です。歩道や花壇の中に捨てられているたばこの吸い殻を拾う度に悲しい気分になります。僕はマナーやルールをきちんと守れる大人になりたいです。(中2男子)」
などの感想が寄せられています。自分たちの町を自分たちの手できれいにするこの活動は,先輩から後輩へと毎年受けつがれていく大切な伝統の一つとなっています。
この他にも,新美南吉の代表作である「ごんぎつね」にも登場する矢勝川の護岸にヒガンバナの球根を植える活動が,毎年5月に行われており,200名以上の生徒が参加しています。秋には生徒たちが植えたヒガンバナが真っ赤に咲き誇り,多くの人々に感動を与えています。このような一つ一つの活動の積み重ねが,生徒たちの「阿久比を愛する心」を着実に育てています。
今後,親子二代,三代と引き継がれていくような活動になればと思います。