【豊川市立小坂井中】感謝の気持ちをもとう(2年生)
- 公開日
- 2014/12/24
- 更新日
- 2014/12/24
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本学年では、心を育てる教育活動の一環として「感謝の気持ちと奉仕の精神をもとう」という主題のもと、2年生のすべてのクラスで道徳の授業実践を行いました。
実践では、いまから4年前に起こった新燃岳の噴火によって、実際の中学生の女子生徒が体験したエピソードを題材としました。はじめは「人は一人では生きていけない」という言葉に強い反発を感じていた女子生徒が、“道路に降り積もった火山灰を誰のためでもなく黙々と掃除する人の姿”を見たり、“自分自身が火山灰の除去作業をすること”を体験したりすることで達成感や満足感を感じ、人は多くの人の善意によって支えられて生きていることに気づきます。そして、「助け合うこと・支え合うこと」の本当の意味を理解することができたというものです。以下に生徒が書いた感想の一部を示します。
・自分は無意識のうちに周りの人から助けてもらっているんだと思いました。これからはみんなにもっと優しくしたり、助け合っていけるように心がけたいと思いました。
・人は一人では生きていけないということを感じたし、みんなと助け合っていけないなと思いました。私は親や友達の大切さや温かさがよくわかりました。
・人と人はつながって生きているんだと思いました。私はみんなと助け合うとトラブルがあったり、面倒くさいこともときどきありましたが、この授業を聞いて少し考え方が変わりました。
このように、普段の何気ない行動が誰かを助けたり、支えたりしていることに気づくことができたという感想を多く見ることができました。このような実践を学年全体で積み重ねていくことで、自分の仕事や役割に責任をもち、一人一人がみんなのために自主的に行動しようとする集団を築いていきたいと感じています。