モラルBOX日記

【東郷町立春木台小】 福祉実践教室で学んだこと

公開日
2015/02/26
更新日
2015/02/26

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 5年生は、総合的な学習の時間の中で、福祉についての学習を進めてきました。1月23日にはその一環として、東郷町社会福祉協議会の協力を得て、多くの講師の方をお招きし、福祉実践教室を実施しました。
 「車いす」の講座では、マットやロイター板で作った起伏のあるコースや障害物のあるコースを、2人一組で実際に車いすに乗ったり押したりする体験をしました。子どもたちからは、「少しの段差でも、車いすの人にとっては大変なんだなぁ」「坂を下りるとき、落ちそうで怖かった」などの感想が聞かれました。
 「手話」の講座に参加した子どもたちは、「手話だけでなく、筆談や空書などで、耳の聞こえない方とのコミュニケーションを取ることができることを教えてもらった」「手話のいろいろな手の動きを知って、これなら少しは手話を使って話をすることができるなと思った」など、体験を通じて、耳の不自由な方と積極的に関わろうとする姿勢を学ぶことができました。
 「ガイドヘルプ」の講座では、アイマスクをした友達を、廊下や階段を通って誘導する体験をしました。「目が見えない人の気持ちがよく分かった。そういった人に会ったり、見かけたりしたときは、自分から声を掛けたいと思った」「ガイドヘルプの体験は怖くて大変だったけれども、講師の人はもっと苦労をされているのだと思う」といった子どもたちの感想が聞かれました。
 「認知症理解」の講座では、認知症がどんな病気なのか、また認知症の方への接し方などを、劇やクイズを通して分かりやすく教えてもらいました。どの子どもたちも、「認知症の人を驚かせたり、急がせたり、プライドを傷つけたりしてはいけない」ことを知り、相手の気持ちを考えた接し方を学びました。
 障害をもつ方の生活の一部を体験したり、話を聞いたりすることで、福祉に関心をもち、共に生きていく大切さをじっくりと考えるよい機会となりました。

  • 2006944.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10516931?tm=20240815153205