【尾張旭市立東栄小】道徳講演会を通して
- 公開日
- 2015/03/20
- 更新日
- 2015/03/20
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
尾張旭市立東栄小学校では、毎年、道徳講演会を開催しています。今年度は、介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」(長久手市)から、訓練士の方お二人と、介助PR犬カナンを招いて2〜6年生を対象に行いました。
介助犬は現在、愛知県下にわずか4頭しかいないことを知り、驚きの声があがりました。全国には、介助犬により生活の改善が見込まれる人が1万5千人もいることが分かり、介助犬を育てることの重要さを学びました。
説明の後で、カナンに介助の実演をしてもらいました。「落とした鍵やコインを拾って渡す」「冷蔵庫を開け閉めして、ペットボトルを持ってくる」「携帯電話を探して持ってくる」などを上手にやってみせるカナンに、自然と拍手がわき上がります。代表児童による実演の体験も行いました。実際に指示を出した児童からは、「犬はちょっと苦手だったけれど、できてよかった」「初めての人の指示でもできるなんて、すごいと思った」「もっといろいろなことができるようになりそう」などの感想が述べられました。その後、「車いすが介助犬の足をひいてしまうことはないのですか」「どのように訓練するのですか」といった質問にも、丁寧に答えていただきました。
子犬を育てる「パピーホームボランティア」や、介助犬としての適正がない犬をペットとして飼う「キャリアチェンジボランティア」など、いろいろな方法で協力できることも学びました。
市の肢体不自由児受け入れ拠点校である本校では、介助犬や手足の不自由な人への理解を深め、「ともに生きる」を意識高揚させるよい機会となりました。