モラルBOX日記

【豊橋市立南部中】南部清掃隊 〜地域の環境を守り隊プロジェクト〜

公開日
2016/09/29
更新日
2016/09/29

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 なまず池は、柱第二公園として整備された、校区の中にある自然豊かな貴重な水辺です。「とんぼが飛び交い、鳥がさえずるなまず池を、いつまでも残したい」という地域の方々の声に応え、平成12年に生徒会執行部を中心とする「なまず池を掃除し隊」が発足しました。ボランティア活動は脈々と受け継がれ、今では毎回500名を超える生徒が参加する一大プロジェクトとなりました。そのため、一昨年度のユネスコスクール加盟を機に、『南部清掃隊』活動と名を改め、活動範囲を校内や校区内の公園、神社にも広げ、積極的に環境保全活動を行っています。

 3年生のボランティア生徒は、校区自治会や、『なまず池を守る会』の方々と協力して、なまず池と小松神社の清掃を行います。さらに、この活動は、『持続可能な社会づくりの担い手をはぐくむ教育(ESD)』の一つとして、集めた落ち葉を学校に持ち帰って堆肥づくりをし、その堆肥で育てた花ポットを、いつもお世話になっている『子ども110番の家』に届ける活動につながっています。2年生は、運動場と校舎周辺の側溝の清掃を行い、1年生は、主に校内の、日頃の清掃活動ではなかなかできない箇所の清掃を担当します。

 活動を終えた生徒たちからは、「みんなで協力することで、なまず池がきれいになったことはもちろん、地域に貢献できたことがうれしい」といった声や、「とてもたくさんの土や泥、落ち葉があって大変でしたが、みんなで力を合わせて精いっぱい掃除しました。学校の周りがとてもきれいになり、うれしくなりました」など、充足感に満ちた感想が聞かれます。このような、南部中学校生徒会が、長年にわたって受け継ぎ取り組んできた『南部清掃隊』活動が、地域の環境美化と環境保全に貢献していると認められ、昨年5月、一般社団法人日本善行会から、善行表彰を受賞しました。

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