モラルBOX日記

【常滑市立西浦北小学校】他学年との交流から、思いやりの心を育てる

公開日
2018/12/05
更新日
2018/12/05

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、年間を通して、他学年との交流活動を取り入れています。全校を8グループに分けて大放課に遊ぶ「縦割り遊び」と、ペア学年(1・6年生、2・4年生、3・5年生)で大放課に遊ぶ「ペア遊び」とがあり、他学年と交流する機会を設けています。
 高学年を中心に、自主的に考えて行動できるようになったり、他学年の友達と遊んだりすることにより、互いに思いやる気持ちを育てることが目的です。
 縦割り遊びでは、4月にある「ペアよろしくの会」で自己紹介をしたり、ゲームをしたりしながら親睦を深めます。2回目から、グループで話し合って、遊ぶ内容を決めて遊びます。鬼ごっこや、ドッジボールなどの集団遊びの中で、高学年が低学年を気遣ったり、他学年の児童同士が互いに思いやったりする姿が見られます。
 ペア遊びでは、大放課になると高学年が、低学年の教室まで迎えに来てくれます。晴れの日は外で遊び、雨の日は室内で静かに過ごせる遊びをしてくれます。また、年に1回ペアの読み聞かせもしています。高学年が本を選んで、朝の読書タイムに低学年に読み聞かせをしています。「ペアのお姉さんが優しく読んでくれたからうれしかった」「読み聞かせをしてもらった本が楽しかったから、もう一回借りて読んでみたい」といった声から、高学年の読み聞かせを、低学年はとても楽しみにしていることを感じます。
 縦割り遊び、ペア遊びといった他学年の交流活動を通して、高学年は低学年によいお手本となって示したり、高学年としての自覚をもったりするよい機会となっています。低学年は、高学年からよい刺激を受け、手本として目指す目標をもったり、ペアのお兄さんやお姉さんに会う機会をとても楽しみにしたりしています。
 今後も、他学年との交流を継続して取り組み、思いやりの心を育てていきたいと思います。また、交流活動を通して得られる自覚や目標を大切に育てていきたいと思います。