【蒲郡市立蒲郡南部小学校】4年生道徳科授業実践「雨のバス停留所で」
- 公開日
- 2019/12/09
- 更新日
- 2019/12/09
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
今年度、本校は、「子供の考えを大事にし、子供の考えを伸ばす」ことをめざした授業を大切にしています。そして、「思いやりの心を大切にし、明るく誠実な心で楽しく生活しようとする態度を育てる」を目標に、道徳教育に取り組んでいます。今回の道徳科では、「雨のバス停留所で」という教材を用いて「きまりではなくても守ろうとしていること」について授業を行いました。
この教材は、雨の日のバス停留所で、自分勝手な思いで周りの人への配慮に欠ける行動をとった女の子の話です。授業では、女の子が自分の行動を振り返っているときの気持ちを考えました。ワークシートに書かれた意見をもとに、指名順や板書を工夫しながら授業を進め、話合いで、「先に来た人たちは、バス停には並んでいなかったので、悪くない」という考えから、「もっと気遣いをすればよかった」「周りにいた人の気持ちをもっと考えればよかった」という考えに変わっていきました。終末では、マナーはどうしてあるのかを考えました。振り返りでは、「きまりではなくても、みんなが気持ちよく暮らすために、周りの人の思いも考えて行動することの大切さ」に気づき、今後の生活に生かしていこうとする気持ちが感じられました。
この授業は、複数時間で単元を組み、3週間にわたって関連した内容項目を取り上げました。この単元を通して高まってきた、「みんなが気持ちよく暮らすためには、自分だけでなく、みんなのことを考えて行動するとよい」という思いを更に高め、総合的な学習の時間における「福祉」の学習につなげていきたいと考えています。