モラルBOX日記

【南知多町内海中学校】1年生「いのちを考える」

公開日
2019/12/09
更新日
2019/12/09

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 1年生では、「いのちを考える」という主題で道徳科の授業を行いました。
 カラス、ブタ、犬など、様々な生き物を挙げ、必要な生き物、必要でない生き物は、どれかを考えました。そして、なぜ必要、不必要なのか、その理由を大きく分けると「全ての命が必要だ」「人間に害があるかないか」「自分の経験や好み」の三つに分けられました。そこで、それぞれの立場の生徒を3〜4人のグループに分け、さらに理由を出し合っていきました。
 「必要でない生き物」がいるグループでは、「自分たちにとって害がある生き物の中には、人の命を奪ってしまうものがいる」「見ると不愉快な気持ちになる」といった意見が多く出てきました。それに対して、「全ての命が必要だ」と答えたグループは、「必要のない生き物なら、そもそも存在していないはず。人間にとって必要がなくても、他の生き物にとっては必要な生き物である。どれか一つでもいなくなれば、めぐりめぐって人間に大きな害を与えるのではないか」と発表しました。多くの生徒がこの意見に「あぁ」と、うなずきながら聞いていました。
 命は、人間の目の前にある利害だけで決められるものではなく、それぞれの命に意味があり、大切にしていかなければいけないことを学ぶことができました。